「20世紀のアメリカ文学」ではレポートの提出をしてもらいました。ネット上もしくは手渡しで時間内に提出されたレポートのみ受付ました。最初のシラバスを配布した段階で年間スケジュールは記載済みですし、3回提出するレポートについても別項目を立ててシラバスに書いてあるので「忘れていました」と言われても、「じゃあ、来週ね」とは言えない。遅れて提出されたものについては一切の評価をいたしません。
さて、授業では"Up in Michigan"を読みました。スタインが「壁に掛けられない」と酷評した作品でもありますが、今日のグループディスカッションでは作品の中心に皆さんが踏み込めていたのではないでしょうか?恋愛が関係してくる物語になると、どうしてもテクストを離れてしまい、「妄想」が暴走してしまう傾向がありましたが、今日は根拠をテクスト、文体に求めながらの討論ができました。その中にも秀逸な議論もありましたね。鹿の脚、Lizの脚そしてこわばった身体、Jimの大きな手、大きな"it"などがきちんとまとめられていました。
彼女が失った"everything"は一体いかなるものだったのでしょうか?また涙しながらもJimに自分の着ていたコートをはだけないようにかけてあげたときの彼女の気持ちはどのような気持ちだったのでしょうか?
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