2009年6月14日日曜日

1Q84

村上春樹の『1Q84』を先週から読み始めた。さすが村上ワールドという感じで、作品の世界に引き込まれていく。『海辺のカフカ』のような「交差する世界」をどこに見いだせるかを探りながら、そして「その期待」は必ず裏切られるんだろうという別の期待。

さて、「英語学特論」では機能主義的な立場から文の意味について学んでいます。3週間かけて行ってきた「受身文」の意味は理解できたかと思います。
This bridge was crossed by John.はちょっとおかしくて、This bridge was crossed by hundreds of lovers.は容認可能であったのは、主語の意味づけ機能が作用することで考えられましたね。
前回の授業では、「時制」について考え始めました。「テンス」と「アスペクト」の概念についてはまだ詳しくは学習していませんが、いわゆるbe+ ingで表される「進行形」がとても面白い文法現象であるということを理解したでしょう。前回の授業はイントロ編でしたので、来週からはもっと「意味」の「深み」にはまって行きましょう。
She has studied English.とShe has been studying English.の違いについて自ら様々な例文を調べ尽くすというのがこれからの課題になってきます。
ちなみに、7月3日に提出するレポートの課題を提示しました。また、参考になる図書類も授業中に説明をしましたので、聞きそびれてしまった人は友人に確認しておきましょう。

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