2009年7月27日月曜日

授業終了

「20世紀アメリカ文学」の授業が今日で終わりました。
最後の授業はアメリカ文学ではなく、イギリス文学で取り上げられるT.S. Eliotの作品を扱いました。今まで散文を読んでいたので、今日は詩について頭韻、脚韻、視覚韻などを具体的に作品を読みながら確認をしました。
詩にはリズムがあり、読み手が自分の中でリズムを感じながら読むことで作品を味わうということを提示した後で、詩の音楽性について考えてみました。
具体的にはEliotの詩に音楽をつけてミュージカルにした"Cats"を取り上げました。
自分で音読するよりも、詩の世界が広がったのではないでしょうか。
文学作品にはそれだけの奥行きがあり、広がりは無限であるということが実感できれば今日の授業の目的は達成されたと思います。

半期2時間連続の授業で大変だったでしょうし、今日の授業のコメントカードにも朝1限から頭をフル回転させて文学作品を読むのが大変だった。などとありましたが、それでもほとんどの皆さんが英語で文学作品を読み解くことの楽しさがわかり、言語学やヘミングウェイに興味を持ったということをおっしゃっていたので、授業をする側としてはよかったと思っています。

ただ、一つ残念なことはレポートをインターネットからのコピー&ペーストをして作成していた学生さんがいました。一番最初の授業時に説明したとおり当該科目を不合格といたします。

それでは、皆さんよい夏休みを。


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