2009年7月9日木曜日

学期末

あっという間に春学期が終わろうとしています。気がついたら夏休みも終わって、秋学期が始まってしまう感じです。
この前も、指折り夏休みまでの日を数えていたら、いろいろな仕事を思い出して指を戻してしまいました。もしかしたら夏休みにならない方が仕事が少ないのでは?なんて考えたりもしています。

さて、今日は「実用英語演習」の前期授業が終了しました。
この学期間に相当量の単語を覚えてもらいました。かなり強制的な試験をしていましたが「語彙力」はある程度必要だということがわかったかと思います。従って、夏休み中も語彙増強をしていただきたいので、今学期使用した単語テキストの試験を休暇明けに行います。約900語ありますが、その中から100語の試験をしますので、夏休み中も頑張って学習を続けて下さい。
また、試験が30日にありますが、試験範囲は授業でも説明したとおり、全ての文法項目から50問と単語テキストの後半から50問を出題します。中間テストが残念な結果に終わった人はここで一気に挽回しましょう。

「英語科教育法」
フォニックスルールの学習法と指導法について、チャンツを利用した方法を紹介しました。綴り字と発音の関係は少なからず有効な教育手段でもありますので、特に入門期の指導について考えるときには理解を深めておく必要があります。
また、後半は「単語を書いておぼえる」ことと「書かないで覚える」ということをドイツ語の単語を使って皆さんに実証していただきました。人間の記憶MOP/Short Term/ Long Termという3つの段階の仮説を通してみたところ、どちらにも大差がないということがわかりましたね。それは、まだ記憶として定着していない状態で「覚えたてほかほか」ですので、容易に回答することができました。しかし、ちょっと時間が経つと記憶として定着していないということもわかったと思います。ということは、どのように「定着」させるかを考えなければなりません。ということで、今回の授業で出した結論は、語彙指導は「定着」させることを念頭に指導計画を立てる必要があるということでした。


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