2009年9月28日月曜日

ゼミについて

来年度からのゼミについて、多くの学生さんから問い合わせがありました。
質問が多いことを全く想定しておりませんでした。。。

質問が多かったものをここにFAQ形式で記しておきます。

Q.ゼミの説明会はありますか?
A.ありません。具体的には、ゼミ案内に書かれていることを参考にしてください。

Q.オープンゼミはありますか?
A.ありません。来年度開講のゼミですので、現在のゼミ風景を見ていただく機会はありません。

Q.説明会やオープンゼミがないのでどうしたらよいですか?
A.直接、研究室まで質問に来てください。メールでゼミの内容についてお伝えすると、とっても長い文章になってしまいます。それよりも、直接研究室に来ていただければ使用するテキストや授業の内容についてお話いたします。
火曜日であれば、授業がありませんのでたいていは研究室にいます。
5階の部屋まで上がってきて、不在だったら、また階段を下りなければという嫌な気分になると思いますので、必ず1階の内線電話で在室を確認してください。
もちろん、メールでアポを取っていただければ確実ですが。

Q. ゼミ案内にある、日本企業のサクセスストリーの勉強と英語力の向上について教えてください。
A.日本企業のサクセスストーリーを描いたテキストを使って「正確に英語を読む」ということを行います。その後、海外にある同じ業種の企業をリサーチし、それらを比較したプレゼンテーションを行ってもらいます。そうすることで、大量の英語の文章を読み解くことになります。この訓練を繰り返し行うことで英語力が徐々に向上していくはずです。

Q.ディズニーのサービスマニュアルを読むとありましたが・・・
A.もちろん英語力向上のためですが、日英の文化比較を「ディズニーランド」に焦点を当てて考えていきます。授業で読んだマニュアルを確かめに、浦安あたりにあるテーマパークで確認してきてもらいます。

Q. TOEICのサブゼミは必修ですか?また、何曜日の何限に行われますか?
A.いいえ、必修ではありません。実施する曜日については具体的には決めておりませんが、時間割が確定してから考えていきましょう。

Q.面接の時はスーツですか?
A.普段の私の姿を。。。普段通りの格好でいいですよ。

Q.面接で決まりますか?
A.これは、何とも言えませんが基本的には面接です。ただし、志願書の書き方や、所作などもみさせていただきます。

多くの方からご質問があり、それらの多くが重複する内容でしたのでこちらにまとめておきました。また、ここに記載されていること以外の質問がありましたら、いつでもお問い合わせください。
ともかく疑問点があれば、メールよりも研究室に来ていただく方がよいと思います。
月・土曜日以外は必ず大学におります。





広告を比較すると

桜美林大学 テキスト言語学2回目
「英語らしさ」について「他動性」という概念から考えていきました。
具体的には、日本語と英語の広告を例に取りながら、それぞれの表現的な特徴を探るためにディスカッションをしていただきました。
皆さんは、英語の表現は「単純」で、日本語の表現は「インパクトがある」という見方をしていました。そこで、授業ではどうして「単純」な表現といえるのかということに焦点を当てて考えました。そこから導き出されたものは、日本語の表現と比較して、英語のキャッチコピーの多くは「他動詞を用いた構文」であるということでした。
そうすると、英語らしく響く表現は「他動性」の高いものであり、日本語的な表現と全く異なっているということがわかりましたね。

これを「する」型言語と「なる」型言語の2つに区別して考えることを提示しました。もちろん、HAVE型言語とBE型言語という区分でも構いません。
授業では、概観する程度にとどめておきましたが、興味のある方は以下の参考文献に目を通しておくと、レポートを書く際には役に立つはずです。

池上嘉彦 『<英文法>を考える』ちくま学術文庫 と 同著者による『英語の感覚・日本語の感覚』NHK出版

全てのページを読む必要はありませんが、目次をみながら該当すると思われる箇所を自分なりにピックアップして読むようにしましょう。




2009年9月25日金曜日

実用英語演習1回目

教室をE202へ変更しました。今学期はCALL教室を利用して授業を行っていきます。
今日は春学期末に予告した通り、TOEIC単語テストを行いました。かなり忘れてしまっている人がいますので、今学期こそは単語を完璧にしておきましょう。

授業は、毎回単語テスト40問(4日分を1回のテストで実施し、以前のように前の回の範囲は含みません)を行い、アルクのe-Learningでリスニング鍛える訓練を行った後に、Readingセクションの演習を行います。


2009年9月21日月曜日

テキスト言語学1回目

「テキスト言語学」1回目は授業の概要と、「テクスト」という概念についてお話ししました。

レポートの書き方について簡単に説明しました。また、2回目のレポートで利用する、村上春樹の小説(日本語・英語)を配布しました。

授業の大きな枠組みとして、社会的な「コンテクスト」と文字情報としての「テキスト・テクスト」をどのように捉えていくかが一つのテーマとして設定しました。

次に、この授業を進めていく上で大切な考え方は<比較する>というものだということをお話ししました。例えば、ある人間の集団を、男と女に分ける、小学生、中学生、高校生、大学生に分けると言った場合、そのときには必ず分類するための基準があります。例えば、小学生と中学生を分ける上では「数学」という授業が登場するかどうかということで分類できますが、中学生と高校生では「数学」は比較対照にはならない。
そうしたときに、どのような基準を定めればこれらを、分類・比較できるかということを考えてみましょう。

こうして、私たちは意識はしていなくても、常に、何かと何かを<比較して>生活をしているのです。安売りのお店を探すには、いくつかのお店を比較したりして買い物をしているでしょ。

ということで、<ことば>も<比較>、<分類>していくことで、いままで何気なく捉えていたものも、明確に理解することができるようになるはずです。ですから、授業では、常に<比較する>という視点に立脚し、日本語と英語の間にある違いは一体何か?ということに焦点を当てながら、いろいろと考えてもらいます。

来週の授業までに、本日配布した英語の広告についてそれぞれ翻訳をしておいてください。
何か質問があれば、このコメント欄を使ってもかまいません。