Good morning.と言いますね。
どこがgoodなの?という気持ちを持っていたとしても、決してBad morning.とは言いませんね。
そもそも、I wish you a good morning.という表現に由来しているこのことばがどのようなプロセスで挨拶の表現へと推移していったのかは想像に難くないかもしれません。
I wishという相手への祈願を表す形式になっていることから、何かを陳述したり描写をするだけに使われていたのではなく、相手への思いを伝える表現であることがわかります。
しかし、私たちはこのようなことばの成り立ちを考えずに、何気なく"good morning!"と発します。それは非常に重要なコミュニケーションの手段であると、マリノフスキーのPhaticという概念を導入して授業では説明をしました。
また、D.ハイムズのコミュニケーション能力という観点からも説明しましたので、この2つの学説はしっかり押さえて、「あいさつ」を言語学的に考えてみましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿